滋賀レイクスターズ AC石橋 ブログ

書道

最近漢字の話が多いので、今日は僕の小学校時代の
書道の思い出を書こうと思います。

小学校の3年か4年のときだったと思います。
僕は習字があまり得意ではなく、先生に赤い墨でいつも直されてました。

一番多かった注意は
「石橋君は墨を付けすぎです」
でした。いつも半紙が破けちゃうんですよね。

ある時、新しい校長先生が赴任してきました。
この校長先生は書道ではかなり有名な先生で、
その年の正月は学校で
「書初め大会」をすることになったんです。

僕は苦手だし、嫌だなぁ~と思いながら「書初め」にチャレンジしました。
いつもの2倍くらいある半紙です。
なんて字をかこうかなと悩んでいると、その校長先生が近くに来て
「貴俊っていい名前だな」
「貴俊って書きなさい」
と言われたんです。

名前を褒められってちょと嬉しくなって、
僕は書き始めました。。。

しかし・・・またです。
墨を思いっきり筆につけて、力いっぱい書きはじめてしまったんです。

怒られるかなって思ったんですが、
この校長先生は違いました。

「おおっ、豪快でいいぞ!思いっきり書け!」
と言うので僕は、線のぶっとい「貴」を書いていると、
また、「大きく書け、大きく」と言われました。

言われたとおりに書くと、豪快な「貴」が書き上がったんです。
校長先生は「いいねぇ~」と褒めてくれます。

次に「俊」を書こうと思ったんですが・・・
あまりにも豪快に大きく書かれた「貴」はいつもの倍以上ある半紙の
4/5ぐらいを占めてしまっていたのです。。。

いくら「貴」がうまく書けてもバランスが悪すぎて、
頭でっかちにもほどがあるだろうなぁ~と思っていると
その先生は、なんと!!!


「一」って書きなさいって言うんです。

ん~~

と思ったんですが言うとおりに「一」と書きました。
バランスはなんとなくとれてたんですが。。。。

出来上がったのは、豪快な
「貴一」・・・
子供らしくて、元気で豪快ですごくいい字だ。
とたくさんの先生に褒められたんですが・・・

気分は微妙でした。
「タカカズって。。。」
正月から心の中で何回もつぶやいてしまいました。

家に持って帰ると、
家族そろって大爆笑されました。

母は、その迷いの無い「貴一」の文字がさらに笑いのツボに入ったようでした。
その日、一日二人の姉に「おい、タカカズ!」と呼ばれたのは言うまでもありません。

正月から、死ぬほど豪快に、自分と違う名前を書くって
今考えると、おかしいですよね。


何事もバランスが大切ですよね。

レイクスもバランスのいいバスケができるよう、
また明日から頑張っていきますね。

Posted by 滋賀レイクスターズ AC石橋.at 2010年02月22日01:45
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