父の・・・
親子ふれあい教室をやっていて、
自分の小さい頃を思い出しました。
僕は男の子一人だったからか、父とはよくキャッチボールしたり、
相撲をとったり、プロレス技をかけられたりといつも触れ合ってました。
僕が6年生になったある日、
ちょうどその頃は千代の富士が頭角を現し、
相撲界はウルフブームが巻き起こっていたころでした。
千代の富士の相撲スタイルは、立会いで相手の胸に頭をつけ、
スピードで相手を倒すというものでした。
父は「貴俊、相撲やるぞ!」
というのでかかっていきました。父はあまり背は高くないものの、
肩幅が広く、腕っ節の太い人で、僕はそれまで一度も勝った事がありませんでした。
ひっくり返されて負けた僕に対して父は
「お前も千代の富士みたいに立会いで、俺の胸に頭をつけろ!!」
と言うので僕は思いっきり父の胸に頭をぶつけて、体当たり・・・
すると父はその強烈な当りに、倒れてしまったのです。
僕は初めて相撲で父に勝ったんです。
「やった~」
とガッツポーズすると父は苦笑いしながら、
「今のは、いい立会いだった!!」と褒めてくれました。
僕はとっても嬉しかったんですが・・・・
次の朝です。
父が「貴俊~、俺、息をすると胸が苦しいんだよな~」
と言うのです。
そして病院に行ったところ・・・
あばらにヒビが入っていたそうです。
お父さん、あの時はごめんなさい。。。
この頃からでしょうか?
自分の力は人と違うと思い始めたのは・・・
そして中学時代の、デコピン遊びでそれは確実なものとなりました。。。
それはまたの機会に紹介しますね。