今回もbj独自のルールについて説明したいと思います。
第4Q、残り2分になると、
「2ミニッツ・ピリオド」と呼ばれ、
それまでの38分間とは、違うルールが適用されるんです。
このルールの一番の特徴は、タイムアウトのあとの
スローインをする「場所」なんです。
相手に得点された瞬間にタイムアウトをとっても、
ディフェンスリバウンドを取って、
バックコート(相手が攻めている方のコート)でボールを保持している時にタイムアウトをとっても、
再開は、フロントコート(自分達が攻めている方のコート)のサイドスローインから始まるんです。
センターラインから5mのところのサイドライン上に
「ハッシュ・マーク」と呼ばれる「しるし」があって、
そこからスローインできるんです。
それの何がいいのか?
ちょっとわかりずらいかもしれないので、例をあげて説明したいと思います。
京都VS滋賀、
第4Q残り30秒、レイクスは80-75で5点負けているとします。
タクシがボールを持ってるところに、ピアスコーチの指示に従って、
ワラがファールに行きます。
タクシには「1エンド1スロー」が与えられます。
滋賀の熱いブースターのブーイングで、一本目を落としてしまいます。
ゲーリーがそのリバウンドを取って、すかさず審判に向かってあのゼスチャーで「タイムアウト!」と叫び、認められます。
再開はフロントコートのサイドスローインからなので、ピアスHCはそこからの攻めのフォーメーションの指示をします。
そしてその指示どおり動いて、ジョーが3Pを決めます。
この時点で残り18秒、80-78でまだ滋賀が負けています。
京都がエンドラインからボールを入れた瞬間に、今度はジョーがラウーフにファールに行きます。
ラウーフにも「1エンド1」が与えられますよね。
ところがまたまた滋賀のブースターの強烈なブーイングでラウーフはこれを落としてしまいます。
今度はルークがリバウンドを確保して、すぐに「タイムアウト」のコール!!
またピアスコーチはサイドスローインからのフォーメーションの指示をします。
「今度はジョーをおとりに使って、ルークに打たせろ」と・・・
そしてまた指示どうりルークが3Pを決めます。
この時点で残り6秒、80-81で滋賀が逆転します。
もちろん京都ベンワーHCは決められた瞬間にタイムアウトを要求!!!
京都も6秒で決められるサイドスローインからのフォーメーションを指示します。
さいごの6秒、滋賀の粘り強いディフェンスで、ラウーフのシュートが外れて、
見事滋賀の勝利!!!
ってな感じです。ボールを運んでくる時間が短縮されるのと、
サイドからのプレーはフォーメーションを使いやすいんですよね。
昨日言っていた、ファールゲームとタイムアウトの関係もわかっていただけたと思います。
もちろんサイドからのスローインがあるからこそなんですね。
かなり都合のいい例えでしたが、
ゲームの最後はこういう状況になることも少なくないんですよ。
その臨場感を伝えたかったんですが、
ちょっとややこしい例えでしたかね。
2ミニッツ・ピリオド、ファールゲーム、タイムアウト、
これらが分かれば、bjはより楽しくなりますからね。
ちょっと意識してみてくださいね。