ファールゲーム

滋賀レイクスターズ AC石橋

2010年01月03日 23:09

みなさん、ファールゲームってご存知ですか?
よくゲームの最後に、ファールが多くなることがありますよね。
あれは、ファールゲームという戦術で、意図的にやってるんです。

なぜファールをしなければならないか?


非常に簡単なケースで説明します。

例えば、試合の最後、第4Q、残り23秒で、レイクスが1点負けていたとします。
しかも相手ボール・・・

バスケは24秒以内にシュートを打って、そのシュートをリングに当てなければ、
24秒ルールが適用されて相手ボールになるのはご存知ですよね。

しかし、この場合は残りが23秒。
つまり、勝ってるチームは23秒間、シュートを打たずにボールをパスしたり、ドリブルしたり、
保持し続けて、時間を経過させれば、自動的に勝利が転がってくるんです。

負けてるチームはスティールを狙うしかありません。
しかしプロ同士のバスケではそう簡単にスティールは出来ませんよね。
(スティールとは、ドリブルやボールを保持している選手からボールを奪うこと)


そういうときに使う戦術がこのファールゲームなんです。


ファールは各Qで4回を超えると、シュートファールじゃなくても、
1エンド1スローが与えられますよね。
(1エンド1スローとは、一本目が入ると二本目を打つことが出来るというフリースローのことです)

この場合ですと、勝ってるチームがボールを持った瞬間、
残り22秒でワラがファールをします。
するとたいていの場合は、この時点で4ファールを超えてますから、
相手に1エンド1スローが与えられます。

たとえ2本入れられたとしても3点差、時間は経過してませんから、
22秒でレイクスボールになりますよね。
その22秒のオフェンスでジョーが3Pを決めれば、
同点に持ち込めるんです。

もし相手チームがこのフリースローを1本しか決められなかったり、
1本も決められなかった時は、逆転のチャンスまで生まれてくるんです。

つまり最後の最後まで
「あきらめない」
っていうのが、このファールゲームという戦術なんです。


今回はわかりやすく説明しましたが、残り時間と点差の関係で、
HCが判断してファールゲームを指示するんですよね。
だいたい、1分を切って7点差とか、2分切って10点差とかっていう時に
ファールゲームに行くことが多いですね。


残り2分切ってからが、バスケの一番面白いところです。
特にbj独特のルールはよりエキサイティングな展開になるようになってますしね。
戦術なんかも意識しながら見ると、バスケはもっともっと面白くなりますよ。

覚えておいてくださいね。


さぁ、明日は2010年の初練習!!
気合い入れていきますよ~~!