みなさん、ファールゲームってご存知ですか?
よくゲームの最後に、ファールが多くなることがありますよね。
あれは、ファールゲームという戦術で、意図的にやってるんです。
なぜファールをしなければならないか?
非常に簡単なケースで説明します。
例えば、試合の最後、第4Q、残り23秒で、レイクスが1点負けていたとします。
しかも相手ボール・・・
バスケは24秒以内にシュートを打って、そのシュートをリングに当てなければ、
24秒ルールが適用されて相手ボールになるのはご存知ですよね。
しかし、この場合は残りが23秒。
つまり、勝ってるチームは23秒間、シュートを打たずにボールをパスしたり、ドリブルしたり、
保持し続けて、時間を経過させれば、自動的に勝利が転がってくるんです。
負けてるチームはスティールを狙うしかありません。
しかしプロ同士のバスケではそう簡単にスティールは出来ませんよね。
(スティールとは、ドリブルやボールを保持している選手からボールを奪うこと)
そういうときに使う戦術がこのファールゲームなんです。
ファールは各Qで4回を超えると、シュートファールじゃなくても、
1エンド1スローが与えられますよね。
(1エンド1スローとは、一本目が入ると二本目を打つことが出来るというフリースローのことです)
この場合ですと、勝ってるチームがボールを持った瞬間、
残り22秒でワラがファールをします。
するとたいていの場合は、この時点で4ファールを超えてますから、
相手に1エンド1スローが与えられます。
たとえ2本入れられたとしても3点差、時間は経過してませんから、
22秒でレイクスボールになりますよね。
その22秒のオフェンスでジョーが3Pを決めれば、
同点に持ち込めるんです。
もし相手チームがこのフリースローを1本しか決められなかったり、
1本も決められなかった時は、逆転のチャンスまで生まれてくるんです。
つまり最後の最後まで
「あきらめない」
っていうのが、このファールゲームという戦術なんです。
今回はわかりやすく説明しましたが、残り時間と点差の関係で、
HCが判断してファールゲームを指示するんですよね。
だいたい、1分を切って7点差とか、2分切って10点差とかっていう時に
ファールゲームに行くことが多いですね。
残り2分切ってからが、バスケの一番面白いところです。
特にbj独特のルールはよりエキサイティングな展開になるようになってますしね。
戦術なんかも意識しながら見ると、バスケはもっともっと面白くなりますよ。
覚えておいてくださいね。
さぁ、明日は2010年の初練習!!
気合い入れていきますよ~~!