ブザービート・・・のつもり

滋賀レイクスターズ AC石橋

2009年11月22日 23:57

今日は僕が現役の時に決めた、もっとも衝撃的なシュートを紹介したいと思います。

そのプレイは、今から13年も前、
1996年、エナジーVSアイシンの試合でのことです。

ゲームの終盤、得点は20点ぐらい離れていました。
ジャパンエナジーがリードしていてもう勝敗には関係ない場面でした。
僕はゴール下でファールをもらい2スロー、
実はこの頃から僕は視力が落ち始め、コンタクトを入れようか迷ってた時期でした。
そんな悪い目でタイマーを見ると残り18秒、
このフリースローを入れれば、あとは相手が1回攻めたぐらいで試合は終わるなと思っていました。

僕は2本決め、相手は最後のオフェンスに入ります。
アイシンはなぜか結構時間を使って3Pを決めました。

エナジーの球出し、あれ、まだ終わんないと不思議な気持ちで僕はゴールに向かって走ります。
そこへ棟方さんからのローングパス、
相手のゴール下ぐらいから自ゴールの3Pラインのちょっと外ぐらいまでのパスでした。

僕はパスが浮いてる間にタイムアップだろうと思ってたんですが、
なかなかブザーが鳴りません。

その縦パスをちょうどミドルラインからサイドラインに向かうような感じで、
3Pの外でレシーブし、レイアップの要領で右、左とステップを踏んで、
ブザービートのつもりで片足踏み切りで振り向きざまに3Pシュート!

ここでもシュートが浮いてる間にブザーがなると思ったんですが・・・


鳴りません。



あっと思った瞬間、ボールはバックボードに当たって見事にネットイン!
やった!ブザービート!と思ったんですが・・・

しかしまだブザーは鳴りません。



えっ!!!!
よくタイマーを見ると・・・




残り48秒?




そうなんです。
0:18に見えていた残り時間は1:18だったんですね。


自分のベンチを見るとみんな椅子から転げ落ちて大盛り上がり、
相手ベンチはなめられたと思い憮然とした表情、


シュートを決めたのにあんなに恥ずかしかった事はなかったですね。
見てた人はおいおい何をするんだと思ったみたいです。


一瞬だけラリーバード(古っ)を意識した自分が、恥ずかしさを増してしまいました。
でも本当に入ってよかった。


もし落ちてたらと思うと今でもゾっとするブザービートのつもりシュートのお話でした。